中村創が観光のため太田記念美術館に行った時のこと

観光目的で夏に太田記念美術館に行ってきました。観光の一番の目当てはそのとき太田記念美術館で開催されていた江戸妖怪大図鑑という特別展示のコーナーでした。中村創は妖怪などが昔から好きだったのですが、江戸時代の有名な浮世絵師などによって描かれた妖怪をモチーフにした浮世絵が一同に見れるということで大きな期待を持ってこの美術館にやって来ました。中村創が行ったときには妖怪画の中でも特に化物と呼ばれる種類のものを描いた浮世絵をテーマにして各種の作品が飾られていました。その中でも印象に強く残っているのが菱川師宣が描いた酒呑童子首飛来という作品です。この作品に描かれている大きな首の妖怪は、妖怪ながらもどこかユーモアに満ち溢れているので見ていて非常に楽しめました。その他にもよく知られているような妖怪を描いた作品も多く展示されていたので飽きずに楽しめました。歌川国芳の梅初春五十三次という作品などは化け猫だけでなく周りの人物の繊細な描写も魅力的でした。 この前箱根に行った時のことです。観光で訪れた、彫刻の森美術館がとても素敵だったのです。中村創は箱根にいくのが初めてで、もともと箱根に温泉旅行に行こう、という流れで訪れました。子供たちと一緒に何か温泉以外に観光できるところがないかと探していったのがこの彫刻の森美術館でした。子供連れということもあり、美術館の静かな館内に入るのをためらいましたが、入るまでに外で作品を鑑賞しながらのんびり過ごすことができる空間が広がっていました。野外にある美術館、というものが新鮮でとても癒されました。お天気が良かったので、外にあったカフェでお茶をして、作品と子供達をながめるとっても贅沢な時間をすごすことができました。敷地は割と広く、作品のあるところだけでなく周りの森も散策することができます。また、温泉地ならではの足湯もあり、本当に至れりつくせりな空間です。今回の旅は温泉がメインだったはずなのに、気づけば彫刻の森美術館の魅力にまんまとやられました。次に訪れるときには、中村創と主人2人で館内ものんびり拝見したいな、なんて話もできたいい旅行となりました。